学生会員の声

※学部学年は執筆当時のものとなっております。

KIPでの深い議論はすぐに時間が経ってしまい、毎度終わった後には独特の余韻が残ります。
深みにはまるほど、賛同する意見の対立や自分の中でも答えが出ないもどかしさを抱え、KIPでなければ向き合わなかったであろう物事の根っこに否応なしに対峙することになりますが、とても心地よい刺激です。
ここで議論をする時間は、多角的な意見を受け止めた上で自らの意見を形成し伝えて行くという言うは易いが実際は多くの人が妥協する力を鍛えられていると実感しています。
(東京大学薬学部3年 谷口朋)

他では会えないような多様な年代・バックグラウンド・関心領域の人々とのつながり、そして彼ら彼女らから受ける知的な刺激。それがKIPの最大の魅力です。
例えば毎月のフォーラムは、パーソナライズされたネットの情報と、同質的な友人に囲まれた日常を良い意味でかき乱してくれます。
私にとっては、「見たいものしか見ない」コンフォートな学生生活を、打ち破ってゆく勇気と実力を培えるコミュニティです。
(一橋大学社会学部4年 荒川恵美)

私は「大学での学業の傍に何かやれたらいいな」という軽い気持ちでKIPに入会しました。
しかし、実際には予想を遥かに超える濃密な体験をすることができました。地域研修のコミッティーでの活動を通して私は目的意識を持つことの大切さや異なるバックグラウンドを持つ仲間と協力するための姿勢を学びました。
私自身、かつては自分にとっての「当たり前」のみを基準に行動し、チームとしての活動を滞らせてしまう場面が多数ありました。プロジェクトを通して自分の弱点に気づき、改善のために努力できた経験は私の財産です。
(東京工業大学修士1年 岡部遼太郎)

KIPで得られるものとは一言で言えば、「考える癖」です。
私はこの一年で日中韓関係、ジェンダーロール、英語教育のあり方、地域活性化や雇用制度の課題といった日本と世界の抱える問題を多角的に考察し、独自の意見を伝えることを学びました。
直面する問いの本質を探り、仲間たちと熱く議論する時間は私にとって非常に貴重なものです。
(慶應義塾大学法学部3年 森原彩子)

KIPは私にとっての道場です。KIPには文理を問わず多様な専門性を持つ人が集まり、様々なトピックに対して学び、議論を交わす機会があります。
学んだことを単なる知識として終わらせず、それに対する自分なりの意見のアウトプットが必ず求められるため、考える力が鍛えられました。
また、KIPでは活動の運営にも参加することができるため、積極性や社会的マナーを身につけられたことは自分の大きな財産となっています。 様々な活動に挑戦した経験は、今後の人生に必ず役に立つと信じています。そのようなKIPを、皆さんと作っていけることを楽しみにしています。
(東京工業大学大学院生命理工学研究科修士2年 久保文雅)

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